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涸沼 |
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 上空から見た涸沼(撮影:小川もりと) |
涸沼は、今から約6,000年前、海水面が上昇したため、入江の出口が川の土砂によってふさがれて形成されたといわれています。
現在の涸沼は、満潮時に川が逆流し、海水が流れ込むため、海水と淡水が混じり合う全国的にも希少な汽水湖であり、ヤマトシジミやマハゼなど汽水域に生息する魚や貝などの漁場となっています。
また、ヒヌマイトトンボなど希少動植物の生息場所となっているほか、キャンプ、釣り、マリンスポーツなどレジャーの場として、県内外の人々に広く親しまれています。
| 水深 |
最大6.5m(平均2.1m) |
| 湖面積 |
9.35km2 |
| 湖周 |
約22km |
| 流域面積 |
439km2 |
| 流域人口 |
約16万人 |
| 流域市町村 |
6市町(水戸市、笠間市、鉾田市、茨城町、大洗町、城里町) |
| 流入河川 |
涸沼川、涸沼前川、寛政川、大谷川、石川川など |
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涸沼流域に生息する動植物 |
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ヒヌマイトトンボは、1971年7月7日、茨城町宮前地区のヨシ原で廣瀬誠氏(水戸市)、小菅次男氏(水戸市)によって発見され、発見地の涸沼にちなみヒヌマイトトンボと命名されました。
イトトンボの生息地は、湖の干満に影響を受けるヨシやマコモなどの群生地が最適とされています。
 ヒヌマイトトンボ |  |
 ヒヌマイトトンボの幼虫 |  |
 ヒヌマイトトンボの生息環境 |
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涸沼の銘産として知られるヤマトシジミは、淡水と海水が混じる汽水域にのみに生育します。
涸沼は、全国の湖沼別順位で第4位(1999年)の漁獲量を誇っていますが、水質の悪化や護岸工事などの影響により、年々減少しています。
このため、大涸沼漁業協同組合による種苗生産などの取り組みが行われています。
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涸沼では、餌となるシジミや小魚などの魚介類が豊富なことから、カモやガンを中心とした水鳥が多く見られます。
また、流域の水田や湿地では、シギやチドリなど多くの渡り鳥を観察することができます。
冬には大型の猛禽類であるオオワシやオジロワシも姿を見せることもあり、86種の野鳥が確認されています。
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(写真提供:茨城県自然博物館) |
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涸沼は、海水と淡水が交じり合う汽水湖であるため、フナ、ナマズなどの淡水魚やハゼ、ボラなど海と川を回遊する回遊魚など105種の多種多様な魚が生息しています。
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(写真提供:茨城県自然博物館) |
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涸沼の植物は、これまでの調査で398種が確認されています。
昭和40年代までは、涸沼は水生植物の宝庫であり、涸沼沿岸にヨシ、マコモなどの水生植物が群生していました。
しかし、湿地の干拓やコンクリート護岸工事などにより、こうした群生地が減少してしまい、ミズアオイ、ミズワラビ、タコノアシなどの植物が絶滅の危機に瀕しています。
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(写真提供:茨城県自然博物館) |
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涸沼に生息する代表的な動植物・魚介類の紹介 |
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